CBDの効果・効能

CBDの研究・開発が進んでいる中、その効果の幅広さに注目が集まっています。CBDの効果・効能を紐解く鍵となるのが「エンドカンナビノイド・システム(ECS)」です。

ECSとは、私たちの健康を維持するために絶え間なく活動している生体システムのこと。

運動機能、神経保護、免疫調整、感情抑制、痛みや食欲、さらには認知や記憶などさまざまな機能をもち、細胞同士がコミュニケーションを取り合うことで健康を維持する重要な役割を持っています。

そしてCBDは、このECSの役割をしっかりとサポートする効果があるといわれています。ECSの詳細は『エンド・カンナビノイド・システム(ECS)とCBD』をご覧ください。

全てが解明されているわけではありませんが、現時点で効果があると言われている情報を紹介します。

てんかんの発作

てんかんとは、大脳の神経細胞が過剰に興奮して異常脳波が発生し、発作が起きてしまう脳の病気です。てんかんの発作は、体の一部が意図せずに動いたり、けいれんしたり、突然意識がなくなるなど、脳のどの場所から異常電波が発生するかによって発作の症状が異なります。

てんかんの原因ははっきりと解明された病気ではありません。生まれつきの人もいれば、脳腫瘍など他の病気と合併して起こるもの、あとは認知症による脳の老化など、さまざまな原因が考えられます。国内のてんかん患者は100人に1人と言われ、年齢・性別・人種に関係なく発病します。

主な治療法は、発作を予防する抗てんかん薬の服用と食事療法と言われていますが、治療を続けても改善されずに慢性化してしまうケースもあるようです。慢性化してしまうてんかんは難治性てんかんと呼ばれ、てんかんの患者さんのうち約3割が難治性てんかんと診断されていて、 現状では服用する薬の量を増やし、副作用と闘いながら日々過ごす方が多いそうです。

難治性てんかんの代表的な例を2つご紹介します。

ドラべ症候群

ドラべ症候群は、乳幼児期に発症する難治性てんかんの1つです。

生後1年以内で特徴的なてんかん発作を発症し、1歳を過ぎるとさらに様々な発作が発症します。レノックス・ガストー症候群同様、重要な時期に発作が起きるので発達が妨げられ、個人差はありますが、てんかん患者の半数以上がIQ50以下と言われています。

発症率は2~4万人に1人といわれているドラべ症候群は、診断された方の約20%弱が成人前に突然死や急性脳症で亡くなるとされています。

レノックス ・ガストー症候群

レノックス ・ガストー症候群とは、8歳未満の小児期に発症する難治性てんかんの1つです。

脳の発達において、とても重要な時期である小児期にてんかん発作が起きるため、脳にダメージを受けて発達が妨げられ、精神や運動機能に遅れが生じます。

レノックス ・ガストー症候群と診断された場合、90%以上に知的障害が残り、多くは重度の知的障害です。子どものてんかん患者のうち、0.6~4%程度がレノックス ・ガストー症候群だと言われています。

CBDが難治性てんかんの治療薬として承認

上記で記述した2つの難治性てんかんは難病に指定されています。現在は、発作を抑えるため何種類もの抗てんかん薬を日々服用するのが主な治療法ですが、抗てんかん薬を飲んだとしても、劇的な改善がみられるという保証はありません。

そこで、CBDがてんかんの治療薬として注目を集めるテレビ番組が放送されました。 詳細は『CBDとは?』をご覧ください。

注目を集めたCBD成分は、世界保険機関(WHO)がCBDの安全性が認め、FDA(食品医薬品局)が大麻由来のてんかん治療薬を承認し、ついに2018年にはイギリスのGWファーマシューティカルズ社が開発した『Epidiolex(エピディオレックス)』というCBDを含む薬剤を難治性てんかんの治療薬として承認しました。エピディオレックスは、レノックス ・ガストー症候群とドラべ症候群の2つの病気に限定してFDAが使用を認めています。

国内でもエピディオレックスを難治性てんかんの治療のために医薬品として使用を認めてほしいという声が上がっています。

2019年9月5日には「ドラベ症候群患者家族会」「公益社団法人日本てんかん協会」「一般社団法人日本小児神経学会」「一般社団法人日本てんかん学会」の4団体が厚生労働大臣に「カンナビジオール(CBD)医薬品承認」に関する要望書を提出。

2019年4月10日、聖マリアンナ医科大の明石勝也理事長らが大口善徳厚生労働副大臣に治験に向けた協力を要請したところ、大口副大臣は条件付きで「治験は可能」と回答しました。

※要望書の内容と、国会での質疑を抜粋していますので『国内でも「カンナビジオール医薬品(CBD)承認」に動き出す』をご覧ください。

不眠症

日本国内では、成人の30%以上が入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠困難などの不眠症状に悩み、その6〜10%が不眠症だとされています。

寝れないということは生活の質が落ちてしまうことであり、不眠の状態が続くとうつ病を始めとした精神疾患の前触れにもなってしまいます。

人間が心身ともに健康でいるためには、睡眠が重要な要素の1つであることは間違いありません。

不眠の原因は、PTSDや不安障害などの精神的な原因からくるもの、病気などに伴う痛み、そして理由がはっきりしないものなどさまざまです。不眠の原因を分類しました。

精神的不眠(Psychiatric)

精神や神経の病の中でも不眠になりやすいのは、不安抑うつです。憂うつな気分が続いたり、これまで楽しかったことが楽しめなかったり、精神機能のネットワークがうまく作動しないことで眠れなくなるのが精神的な不眠です。

慢性的な不眠症では、3分の1から半数は何かしらの精神医学的な疾患を持っているとも言われています。

心理学的不眠(Phychologic)

職場や家族の問題、友人との人間関係、経済面での不安など、何らかのストレスに関連して眠れなくなってしまうのが心理学的な不眠です。

翌日に重要な仕事や試験があるなど、不安緊張を抱いたり、早く寝なくてはと考えすぎることで眠れなくなってしまいます。

身体的不眠(Physical)

外傷リウマチなどの痛みを伴う疾患、湿疹アトピーなどの痒みを伴う疾患、喘息発作頻尿花粉症など、身体の症状が眠りを妨げていることが身体的な不眠です。

自覚症状がなく、発見しにくい無呼吸症候群(睡眠中の呼吸困難)なども身体的不眠になります。

生理学的不眠(Physiologic)

海外旅行などで起きる時差ボケや、生活リズムの昼夜逆転など、体内時計がずれたり生活環境が大きく変わることで眠れなくなるのが生理学的な不眠です。

薬理学的不眠(Pharmacologic)

服用している薬や、アルコールカフェインニコチンなどが原因で眠れなくなるのが薬理学的な不眠です。

薬を服用している場合はその副作用や、睡眠薬の服用を中止したときにも不眠になる場合があります。

CBDと不眠症

上記の不眠原因をまとめると、質の良い睡眠とは不安、緊張、ストレスを緩和し、リラックスできる状態でいること。そして身体的な原因で言えば、痛みやかゆみの症状を抑えることを指します。

CBDは安眠効果に期待できるといわれる成分です。CBDと睡眠の相性の良さは「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」が深く関係しています。

私たちの体に備わっているECS(身体調整機能)は、カンナビノイド受容体などで構成され、細胞同士のコミュニケーション活動を支えています。CBDを摂取することで、カンナビノイド受容体へと届き、筋肉がゆるむことで鎮静やリラックスした状態へと導く効果が期待できるのです。

実際の使用症例を抜粋しましたのでご覧ください。

メディカルストレスケア飯塚クリニック(心療内科、精神科、鳥取県)

元来緊張度が高く、高校入学後より入眠困難あり、テンションの高い時がある一方でひどくネガティブになったり、落ち込みがでることに困っておられた方です。10%ブロードスペクトラムCBDオイルの服用感を日記形式で報告していただけましたのでシェアいたします。

1日目

寝る前に0.5mlのんだ。苦いだけ

2日目 朝0.7ml・夜0.7ml

1週間位続いていた夕方から夜にかけての喘息様の咳が急に止まった

ベッドに入ってから3時間ほど寝付くのに時間がかかっていたが、すぐに眠れた。

(中略)

7日目 朝0.5ml・夜0.5ml

昼間の眠気がなくなった

8日目 朝0.5ml・夜0.5ml

その後は眠気もなく、気分的にも落ち着いている。

考えてみるといつの間にか勉強に集中しやすくなった。

臨床CBDオイル研究会『19歳女性 不眠症、交感神経の高ぶりと気分の波が目立つ、喘息様の咳嗽

このようにCBDオイルを使用し、実感されている声もあるようです。CBDオイルの主な摂取方法は「舌下摂取」になります。オイルを舌の裏側に数滴垂らし、そのまま1~2分ほど含んでから飲み込む方法です。

アトピー症状

アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹を主な病変とする皮膚の病気です。絶え間ないかゆさがとても苦しく、掻くことを止めることができないため、容貌への影響も出てしまう病気です。

年齢、性別問わずアトピーに悩んでいる患者さんは多く、根本的に治す治療薬はありませんが、CBDが注目されています。

CBDとアトピー症状

CBDを飲む

アトピー症状は、体内に発生する活性酸素による炎症で起きてしまいます。しかし、CBDは高い抗酸化力が期待できるので、CBDを体内に取り入れることで発生する活性酸素による炎症を防ぐといわれています。

活性酸素は免疫細胞にも影響を与えるので、CBDの抗酸化力によって免疫機能のエラーで発症するアトピー症状を抑える可能性があると言われています。

CBDを塗る

アトピー性皮膚炎に悩む人の肌は、表皮の一番外側の角質層が薄い傾向にあります。角質層にはセラミドをはじめとした保湿成分が含まれているので、乾燥や刺激から肌を守るバリア機能が弱い敏感肌というのが特徴です。

しかし、CBDを肌に直接塗ることで、角質層の中で肌を守るバリア機能を補助することが期待できます。そして、乾燥や刺激から肌を守るバリア成分に不可欠なセラミドを生成することも期待されています。

リウマチ

リウマチ(関節リウマチ)は関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれてしまう病気です。

放っておくと関節が変形してしまい、日常生活に支障をきたすケースもみられます。腫れや激しい痛みを伴い、関節を動かさなくても痛みが生じることがリウマチの特徴ですが、リウマチは関節や骨の病気ではなく、自己免疫疾患の1つです。

自己免疫疾患にはリウマチと似た性質を持つ病気が多数存在し、総称して「膠原病(こうげんびょう)」と呼ばれています。膠原病の中でもリウマチが有名ですが、以下のような病気もあるようです。

  • 全身性エリテマトーデス
  • 全身性硬皮症
  • 多発性筋炎/皮膚筋炎
  • 血管炎症候群
  • 悪性関節リウマチ
  • シェーグレン症候群
  • ベーチェット病
  • その他

この他にも膠原病の例はたくさんありますが、これらの自己免疫疾患は難病として膠原病の対象になります。また、膠原病になると他の膠原病を併発してしまう恐れがあるのも特徴の1つです。

CBDとリウマチ

人間本来備わっている自然治癒力が弱まったり、バランスを崩すことでリウマチなどの自己免疫疾患が発症しやすくなります。

CBDがリウマチの方に注目されている理由は、免疫力を高めたり、免疫機能を整えるなど自然治癒力を高める効果が期待できるからです。また、CBDは炎症を抑える効果も期待できるので、関節炎症の改善にも注目されています。

鎮痛作用

世の中には、さまざまな痛みを伴う病気があります。上記で紹介した関節痛も痛みを伴う病気です。痛みの大小はあれど継続的な痛みはストレスを増す原因になるので、医師から処方された鎮痛剤で痛みを和らげるのが主な対処法です。

CBDと鎮痛作用

CBDは鎮痛作用も期待されています。鎮痛作用はアスリートから注目され、鎮痛剤を使用せず鎮痛剤中毒から抜け出せたというインタビューも発表されています。詳細は『CBDとは?』をご覧ください。

CBDの鎮痛効果は現在も研究中ですが、効果を裏付ける研究結果も少しずつ発表されています。実験医学の専門誌『Journal of Experimental Medicine』に掲載された2012年の論文や、痛みに関する専門誌『European Journal of Pain』に掲載された2016年の論文ではCBDで慢性痛や関節炎が緩和すると記載されました。

こころの病気

世の中にはたくさんのこころの病気が存在しますが、その中でもうつ病不安障害が有名です。国内にはうつ病と診断された患者さんが100万人以上、不安障害と診断された患者さんに関しては1,000万人以上もいるといわれています。

医師から薬をもらわずとも、市販の鎮痛剤を常備している人もいます。例えば、頭痛持ちの人が病院で検査しても「とくに異常なし」「原因不明」と診断されるケースが多いからです。痛みの原因がわからないまま、とりあえず市販の鎮痛剤を頼りにしている人はたくさんいらっしゃると思います。

うつ病

うつ病は、眠れない、食欲がない、常に気分が落ち込んでいるなど、何をしても楽しめないといった抑うつ状態が続き、心と身体の両方に異常が現れます。

うつ病の原因には個人差がありますが、主に脳内のセロトニンが減少するためといわれています。脳内や中枢神系で働く三大神経伝達物質のセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン。ドーパミンは快楽や喜びの感情に影響し、ノルアドレナリンは怒りや不安の感情に影響します。この2つの物質をコントロールして、精神を安定させる物質がセロトニンです。

ストレスを受けることでセロトニンが減少し、ドーパミンとノルアドレナリンをコントロールできなくなり、抗うつ状態を引き起こすと考えられています。ストレスの他には女性ホルモンの減少が知られており、更年期障害でうつ状態になってしまう方もみられます。

うつ病の治療は、心理カウンセラーや臨床心理士が行う精神療法(認知行動療法)や、自分自身で環境を変えたり、薬による治療などがあります。主に脳の神経伝達物質に作用する抗うつ薬が使われるようですが、その他にも睡眠導入剤や抗不安剤が使われる場合もあるようです。

しかし抗うつ薬は副作用が大きいというデメリットもあり、頭痛、下痢、吐き気などの副作用に苦しむ患者さんが多数いらっしゃいます。

また、抗うつ剤は血中のセロトニンの濃度が高まるまで数週間飲み続けなくては効果が出ないなど、多くの課題を抱えています。

不安障害

不安障害とは、現時点では何の問題も起きていなくても「もしそうなったらどうしよう…」と想像のみで不安が高まってしまい、回避しようとする行動が日常生活に支障をきたしている状態を指します。

何を不安と感じるかで、大きく3つの不安障害に分類されるようです。

  1. 全般性不安障害(GAD)…特定の対象がないのに不安が続く
  2. パニック障害…電車に乗っている時や車を運転している時など
  3. 社会不安障害…人前に出るなど

どの障害も自律神経のバランスが乱れた時に起こる症状で、どのような場面でそうなるのかによって区別されます。

CBDとこころの病気

CBDは脳のセロトニン受容体に働きかける効果があるといわれています。

5-HT1A受容体というセロトニンの受容体が大きく関係しますが、CBDは5-HT1A受容体自体を直接活性化できるといわれています。
直接活性化できれば、セロトニンの量を増加させるだけでなく、効果があらわれるスピードも早くなる可能性が期待できます。

また、CBDはリラックス状態の時に優位になる副交感神経が働きやすいよう導く効果があるといわれています。弱っている神経細胞を活性化することで神経伝達物質が迷わず、スムーズに出会うことが期待できます。

まとめ

CBDの効果は様々な分野から注目され、数多くの研究結果が報告されています。

  • 発作抑制
  • 炎症抑制
  • 抗酸化作用
  • 精神安定化作用
  • 免疫のバランスを整える

さらにCBDの特徴は、即効性も期待できるという点です。個人差や効果の対象にもよりますが、リラックス効果などの精神安定化作用であれば数十分くらいで効果があったという声もあがっています。

摂取方法(『CBDとは?』をご覧ください)はさまざまですが、国内では本当にたくさんのCBD商品が発売されています。オイル、クリーム、電子タバコタイプのものやお菓子まで。自分の生活に合ったCBD商品を見つけることが、継続して摂取する重要なポイントかもしれません。

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