CBD製品と睡眠効果の関係性

睡眠障害

まだまだ発展途上のCBD業界は「西部開拓時代」にちなんで「グリーンラッシュ」と呼ばれています。そのため規制もまだ行き届いておらず、CBDを含まないブランドも存在し、まれに有害成分が含まれている製品もあったりするので購入する側の注意も必要です。

睡眠・不眠症のために使用するCBD製品を選ぶ基準・チェック項目をいくつか紹介します。

  1. CBD製品の良し悪しを見極めるチェック項目
    1. 栽培されている土壌
    2. 含まれる原材料
    3. 抽出方法
      1. アルコール抽出
      2. 超臨界CO2抽出
      3. オリーブオイル抽出
    4. CBDの製品形態
      1. カプセルタイプ
      2. オイルタイプ
      3. お菓子タイプ
      4. クリーム・ローションタイプ
      5. リキッドタイプ
    5. 第三者の検査機関
    6. 販売元
  2. CBDとは?
    1. CBDは合法?非合法?
    2. CBDはハイになる?
    3. CBDは薬物検査で引っかかる?
    4. 副作用はある?
    5. CBDは中毒性がある?
    6. CBD製品はどこで買えばいいの?
  3. CBDの仕組み
  4. CBDの保存方法
  5. フルスペクトラムとアイソレート
    1. フルスペクトラム
    2. アイソレート
      1. テルペンとは?
      2. フラボノイドとは?
  6. CBDと不眠症の研究
    1. CBDでより質の高い睡眠を得るために
  7. CBDの正しい投与量は?
    1. ラベルが付いていない場合の投与量の計算方法
    2. 投与量を増やす場合
  8. CBDの正しい摂取方法は?
  9. CBDと相乗効果が期待できる植物
    1. 空気の浄化
    2. 毒素の除去
    3. 寝室に植物を保つためのヒント
    4. 睡眠を補助すると言われる植物
      1. 香りで睡眠を補助する植物
        1. ジャスミン
        2. クチナシ
        3. ラベンダー
      2. 空気清浄で眠りを補助する植物
        1. ゴールデンポトス
        2. スネイクプラント(サンセベリア)
        3. スパイダープラント(オリヅルラン)
        4. アロエ
        5. ピースリリー
        6. エレカンパン
        7. イングリッシュアイビー(セイヨウキヅタ)
    5. 睡眠を補助すると言われる植物を比較
  10. 睡眠を補助すると言われるアロマテラピー
  11. まとめ

CBD製品の良し悪しを見極めるチェック項目

国内でもさまざまなCBD製品が販売されていますが、販売されている製品が全て安全だとは限りません。購入する側も最低限の注意が必要だと思います。

今はインターネットを使えば、製品の販売元を調べることが簡単にできます。販売ページに情報が掲載されていることもあると思います。ラベル説明書を見るのはもちろんのこと、下記項目を意識して調べると、気になるCBD製品のことをより深く理解できると思うので参考にしてみてください。

栽培されている土壌

その製品に使われているCBD(大麻植物)はどの土地で育てられているかも重要です。

大麻植物は、バイオレメディエーター(微生物や植物等の生物が持つ化学物質の分解能力、蓄積能力などを利用して土壌や地下水等の汚染浄化を図る技術のこと)であるため、毒素やその他の有害な化学物質を土壌から取り除くことができます。核災害後、チェルノブイリの土壌を使用可能な状態に戻すために大麻植物が使用されました。不健康な土壌で使用されている大麻植物を摂取したくないですよね。

含まれる原材料

睡眠用のCBD製品は、メラトニンGABAなどの他の睡眠サプリメントと組み合わせていることがあります。

逆に睡眠をサポートするのに邪魔な原料が含まれていないかも確認しておくとよいでしょう。

抽出方法

CBDの抽出方法は、下記の3つです。

アルコール抽出

アルコール抽出は、エタノールを使って抽出される方法です。

メリットは電子タバコなどヴェポライザーペン用のオイルに適してること。そして低コストで抽出できるということ。吸引用のCBD製品に適した抽出方法だといわれています。

デメリットは、抽出物に微量のエタノールが残る可能性があるといわれています。

超臨界CO2抽出

高圧力と超低温の環境下で、二酸化炭素を使って分離する抽出方法です。

低温を使用する「超臨界抽出」が用いられることで、よりクリーン、かつ健康的なオイルを生成するため、アメリカでは最も安全な抽出方法であることを認定しています。

メリットは、低温で抽出するので作業中にカンナビノイドが失われてしまうリスクを防げるほか、二酸化炭素を使うことで不純物が混ざりにくいといわれています。

デメリットは設備費が高額なのでコストがかかってしまうことです。

オリーブオイル抽出

エクストラ・バージンオイルを使用した抽出方法です。

メリットは安全かつ低コストで抽出できることですが、へンプ入りオリーブオイルは腐敗しやすいデメリットがあるので冷暗所での保管が必須となります。

CBDの製品形態

CBDはさまざまな製品が存在します。オイル、カプセル、お菓子、リキッド、クリームなどです。効果の感じ方や、効果が表れる時間、製品との相性は個人差があります。

カプセルタイプ

カプセルの中にCBDオイルが入った製品です。

持ち運びの便利さと、飲みやすさでサプリメント感覚で使用できます。

個人差はありますが、持続時間が長いといわれている代わりに、カプセルなので胃で消化されてから腸で吸収し、肝臓を通って血液に循環され身体全体に回るプロセスなので効果が出るまで時間がかかるといわれています。

オイルタイプ

CBD製品中で最も速い吸収率をもつ製品です。

舌の下にオイルを垂らし、60〜90秒口に含んで口の粘膜からCBD成分を吸収します。MCTオイル、オリーブオイルを使用している製品がほとんどですが、フルスペクトラムの製品では多少の苦みを感じるものが多いといわれています。

お菓子タイプ

グミやクッキーなど、お菓子の中にCBD成分が含有している製品です。

食べ物にはCBD成分以外にも多くの成分が含有されているので個人差はありますが、はっきりとした効果を求めるよりも、おやつ程度に気軽に楽しむのがよいかもしれません。

クリーム・ローションタイプ

クリーム状、液体状など患部に直接塗る製品です。

健康・医療目的の他にも、美容品として用いられるケースが多い製品になります。

リキッドタイプ

液体状のCBDリキッドを、VAPE(ベイプ・ヴェポライザー)などの喫煙器具を使用して、気化させて直接肺から吸い込んで吸引する方法です。

オイルタイプ同様、製品自体は液体ですが、専用リキッド以外のCBDオイルを ヴェポライザーで使用しないよう注意しましょう。

第三者の検査機関

より安全な製品の証として、第三者の検査機関の検査報告の有無が重要です。

原料は農薬や遺伝子組み換え、充填剤を使用していない安全なものか、さらにはCBDの純度、品質、効力、性能を検査する第三者機関が存在します。

厳しい検査をクリアして製品は、均一性と一貫性が保証されているので安全・安心に利用できる基準になるでしょう。

販売元

数多く存在するCBD製品ですが、詐欺業者も存在することも覚えておきましょう。

前述したように、CBD業界はグリーンラッシュとも言われています。お金を稼ぐために詐欺まがいの商品を売る製造会社もいないとは限りません。

ラベルに製造元販売業者の名前が必ず記載されているはずです。その会社がどのような会社なのか、簡単にインターネットで調べることができるので、製品を選ぶ1つの基準にしても良いのではないでしょうか。

CBDとは?

CBD(カンナビジオール)は、大麻植物から抽出された成分です。大麻植物から摂取される有効成分は主に2種類あり、それがCBDとTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。

私たちがイメージする「大麻(マリファナ)」はTHCのことで、人をハイにする幻覚作用や多幸感をもたらします。しかしCBDにはTHCのような効果はなく、リラックス効果を期待できるといわれています。

CBDの効果はエンドカンナビノイドシステム(ECS)が深く関係しています。ECSは人間が健康でいるためのバランスを整える大事な体内システムです。そのシステムを活性化させる効果を期待できるのがCBD成分になります。

CBD製品が日本国内で認可されているのは、THCの含有量がポイントです。マリファナはTHCが高い割合で含まれているので日本国内では違法です。しかし、THCの含有量が0.3%未満のCBD製品であれば、国内でも販売が認可されています。CBDは高血圧を引き起こさず、THCの精神作用を低下させるともいわれています。

CBDは合法?非合法?

CBD成分は大麻植物から抽出された成分ですが合法です。同じ大麻植物から抽出されたTHCのイメージから、非合法だと勘違いしている人も多いのではないでしょうか。CBDはTHCとは違う成分であり、日本国内でも合法です。

CBDはハイになる?

THC(テトラヒドロカンナビノール)は、人をハイにするマリファナに多く含まれる成分です。CBDとTHCは同じ大麻植物から抽出された成分ですが、CBDで人がハイになることはありません。

CBDは薬物検査で引っかかる?

CBDでハイになることはないので、薬物検査で不合格になることはありません。

THCは、人間の気分、協調性、時間知覚、集中力、記憶などに影響を与え、幻覚を引き起こすことさえあります。THCは時折、不安、急速な心拍数、短期記憶想起の問題などの負の副作用を引き起こす可能性があります。CBDにはこれらの影響を引き起こす化合物が含まれていません。

ただし1日あたり 1,000mg を超える大量のCBDを服用している場合、薬物検査で偽陽性を引き起こす可能性があります。しかし、1日あたり 100mg から 200mg を服用するのが一般的なので、通常の使い方をしている限り問題ないと思われます。

副作用はある?

CBDにも、まれなケースですが副作用が出たという報告はあります。食欲増進・減退疲労、または下痢などの症状です。

人体には害がない程度だと思いますが、CBDは他の医薬品と相互作用する可能性があるため、他の医薬品と併用する場合は医師への相談をお勧めします。また、CBDは「シトクロムP450」の活性を抑制する働きがあり、相互作用がある可能性があるので、心当たりがあったり、気になる方は安全のために医師への相談をお勧めします。

CBDは中毒性がある?

薬物乱用に関するアメリカの国立研究所によると、CBDは中毒性がなく、使用をやめても離脱症状はありません。

CBD製品はどこで買えばいいの?

国内でもたくさんのCBD製品が販売されており、小売店、またはCBD企業からオンラインで直接購入することができますが、特に睡眠用として作られたCBD製品は少ないです。

CBDのみの製品を服用すると睡眠をサポートすると言われていますが、GABAやメラトニンなどの成分と併用するとさらに睡眠の取りやすさを実感できるかもしれません。

AmazonではCBDが含まれている商品は購入できません(2020年4月現在)が、楽天市場Yahoo!ショッピングなどでは購入できます。

購入する際の注意点は上記のとおりです。あとはラベルにCBDが記載されていないヘンプ製品など、CBDの含有量が記載されていない製品は購入を控えたほうが良いかもしれません。

CBDの仕組み

CBDは、HPA軸(視床下部⇒脳下垂体⇒副腎の反応の系列)と呼ばれるストレスに対する生理学的反応を制御する、エンドカンナビノイドシステム(ECS)のアデノシン受容体を活性化することで脳から伝達されたストレス反応を防ぎます。このプロセスは、脳が害を及ぼす可能性があると予測できる何かを脳が感知したときに始まります。

このプロセスの最初の部分は、感情処理に貢献している扁桃体です。扁桃体は視床下部に信号を送り、視床下部は副腎と体の残りの部分に信号を送ります。副腎がアドレナリンを体内に送り、心拍数を速くし、筋肉や臓器がより多くの血液と酸素を受け取ることで、脳が多くの酸素を受け取り、ブドウ糖と脂肪が血流に放出されます。この状態は多くの「エネルギー」と「意識」を持っているので、より速く走ったり、より激しく戦ったりすることができます。

慢性的な低レベルのストレスを持っている人にとって、このストレス反応は、走ったり戦ったりする準備をしている状態なので、睡眠の妨げになります。研究者たちは、このHPAストレス反応をCBDが軽減、または遮断することで不眠症患者の睡眠補助になるのではないかと考えています。

CBDの保存方法

一般的な油と同様に、CBDは酸素、またはにさらされると分解する可能性があるので、多くのCBD製品は暗褐色、または色付きの容器に入っています。CBD製品を保管するのに最適な場所は、涼しくて暗い場所です(冷蔵庫をお勧めします)。CBD製品を熱、酸素、光にさらさなければ、ほとんどの製品は最大1年間持続すると言われています。

フルスペクトラムとアイソレート

CBD製品には「フルスペクトラム」「アイソレート」と記載されたCBD製品があります。各々どのような製品なのか、説明させてください。

フルスペクトラム

フルスペクトラムは、直訳すると「バラエティに富む」「多種多様」という意味です。CBD製品におけるフルスペクトラムとは、CBD以外にも天然由来のカンナビノイド成分テルペンフラボノイドなどが含まれている製品のことを指します。

イスラエルのCBD研究では、フルスペクトラムが「アイソレート(後述)」よりも効果的だともいわれています。CBDを他の成分を組み合わせて使用することで「アントラージュ効果」という相乗効果がうまれることから、ジョン・マクパートランド博士は「大麻は本質的に、多元的な医薬品」と表現しています。

CBDの効果を最大に求めている人にとっては、フルスペクトラム製品が良いという意見もありますが、 微量なTHCが含まれてしまうケースもあることが注意点です。

アイソレート

アイソレートとは、直訳すると「単離」「分離」という意味です。CBD製品におけるアイソレートとは、麻に含まれる様々な成分の中からCBDのみを高純度に抽出し、99%以上の純度を持つCBDの結晶・粉末のことを指します。

アメリカではCBD製品のTHC含有量は0.3%以下とされていますが、日本では微量でも含まれていたら違法となります。THCフリーとして販売されている製品でも、THCが含まれている製品もあります。実際にTHCフリーとして日本で輸入販売されていたフルスペクトラム製品でTHCが検出され、販売停止になることがありました。THCを確実に摂取したくない場合は、アイソレート製品の方が安全かもしれません。

アイソレート製品は、他のカンナビノイド、テルペン、フラボノイドなどは含有されておらず、99%以上純粋なCBDなのでCBDだけの効果が実感出来ると言われています。逆を言えば、他の成分とのアントラージュ効果は期待できません。

最大のメリットは無味無臭の粉末なので何に混ぜても服用できる使いやすさといわれています。

テルペンとは?

テルペンは、植物や一部の昆虫によって生成される有機化合物です。20,000以上の種類があり、そのうち少なくとも100種類は大麻植物によって生産されています。

テルペンは強いにおいがあり、昆虫や動物から植物を守ります。アロマオイルの主成分になることでも有名です。

テルペンは植物に独特の香りや味、色を与え、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)に影響を与えます。ECSはCBDとも関係が深く、生きていく上で必要不可欠な神経・免疫バランスを調節し、健康な身体を維持するためのシステムといえるでしょう。

植物やハーブに含まれるテルペンは次のとおりです。

  • クルクミン:インド料理でよく使用されるウコン植物から得られるもので、強力な抗炎症作用と抗酸化作用があるといわれています。
  • テルピノレン:セージとローズマリーに含まれ、鎮静剤、抗酸化剤、抗菌剤です。
  • リモネン:柑橘類に含まれ、レモンのような香りがし、気分を高め、ストレスを和らげ、抗真菌性および抗菌性があるといわれています。
  • リナロール: 花、スパイス、大麻に含まれ、ストレスを和らげ、抗炎症作用と抗うつ作用があります。リナロールは免疫システムを高め、肺の炎症を軽減するといわれています。
  • ミルセン: レモングラス、ホップ、バジル、タイム、大麻に含まれ、テルペンの最大50%を構成する成分です。筋弛緩剤、鎮静剤、抗炎症剤があるといわれています。

フラボノイドとは?

フラボノイドは、鮮やかな色を持つ果物と野菜に含まれる6,000以上の多様な植物栄養素です。穀物、樹皮、根、茎、花にも含まれています。

一部のフラボノイドは大麻にのみ存在し、これらは「カンナフラビン」といいます。大麻に含まれる3つのフラボノイドは次のとおりです。

  • ケルセチン:緑茶、赤ワイン、およびベリーに含まれ、抗酸化剤、抗ウイルス剤があるといわれています。
  • アピゲニン:カモミール、パセリ、セロリにも含まれ、抗不安薬、抗炎症薬があるといわれています。
  • カンナフラビンA:抗炎症など、アスピリンの自然な代替品になる可能性があるといわれています。

CBDと不眠症の研究

多くのCBD利用者が、スムーズな就寝清々しい気分での起床など、睡眠に関する実感を感じでいるようです。その報告は薬剤師の専門誌「クリニカル・ファーマシスト」で記載されたり、CBDを160mg摂取した被験者は、プラセボを摂取した被験者より睡眠時間が多いという研究結果など。現在もさまざまな報告が発表されています。

CBDの効果の特徴は、リラックス効果を期待できるということ。このことから不安を軽減することでうつ病などの対策としても注目されています。また、レム睡眠行動障害を抱えているパーキンソン病患者にも注目が集まっています。睡眠に悩まされている多くの人達が、CBDの使用を選択肢に入れることはもはや珍しくないのかもしれません。

また、ストレス社会不安うつ病の軽減にも期待できることから、CBDが脳内のセロトニン受容体と相互作用する研究もすすんでいます。一部のメーカーは現在、メラトニンなど従来の睡眠補助剤と組み合わせてCBD製品を製造していると聞きます。

CBDでより質の高い睡眠を得るために

現在、不眠症とCBDについて多くの研究が行われていますが、これまでに行われた研究結果のほとんどは、効果的だといわれています。

アメリカ国立衛生研究所(NIH)で発表された研究では、被験者に160mg のCBDを投与すると、プラセボを服用した被験者よりも睡眠が大幅に多いことが報告されています。薬剤師専門誌の「Journal of Pharmacology」では、別の研究でCBDがラットの睡眠時間を増加させ、眠りにつくまでの時間が長くなり、日中の覚醒を高めることができると記載されたそうです。

不安、うつ病、関節痛、COPD、糖尿病、心臓病、薬物乱用など、 CBDは多くの症状に回復効果を期待できると報告されています。このことからも、CBDがより早く眠りにつき、リラックス効果に注目を集めるのは当然のことかもしれません。CBDが不眠症に効果があると期待されているのは、睡眠と不安に深い関連性があるからだと多くの研究者が研究をすすめています。

実際にアメリカではCBDの人気は非常に高まっており、 2018年に農場法案が成立して以来、CBD製品がますます店頭に並び、現在も研究が続いています。 同じく2018年、米国食品医薬品局(FDA)は「レノックス・ガストー症候群」および「ドラベ症候群」におけるてんかん発作の抑制を助ける抗てんかん薬として、CBDを利用した治療法を初めて承認しました。今後、FDAにより承認されたCBD製品が増える可能性は大いにあると思います。

CBDの正しい投与量は?

誰にとっても有効な投与量はというものはありませんが、一般的なガイドラインはあります。

米国食品医薬品局(FDA)はどのくらいの量を取るべきかの明確な数字は持っていませんが、体重の 4.5kg あたり 1~6mg が一般的といわれています。 45kg の体重であれば、毎日 10〜60mg を摂取するという計算です。下の表はどれだけの量から始めれば良いかの計算した早見表になります。

投与/体重45kg68kg90kg113kg136kg
1mg10mg15mg20mg25mg30mg
2mg20mg30mg40mg50mg60mg
3mg30mg45mg60mg75mg90mg
4mg40mg60mg80mg100mg120mg
5mg50mg75mg100mg125mg150mg
6mg60mg90mg120mg150mg180mg

CBD製品は、さまざまな用量とサイズがあります。サイズが大きいからといって、必ずしも大量のCBDが含まれるわけではありません。1回あたりのミリグラム数を調べる必要があります。

どれだけ服用すべきかは、年齢、性別、服用理由、代謝率(化合物の代謝速度)、製品の品質など、多くの要因が関係してきます。深刻な不眠症、不安やうつ病、その他の症状などでCBDを服用している場合は、推奨された量よりも高い範囲での使用が必要になるかもしれません。特に病状がある場合は医師への相談をお勧めします。CBDは服用している他の薬物と相互作用する可能性があるため、相互作用がないことを確認するためにも医師への相談が安心かと思われます。

ラベルが付いていない場合の投与量の計算方法

カプセルタイプのサプリメントや、お菓子タイプのグミやクッキーなどは、1回あたりに何ミリグラムのCBDが含まれているか正確にわかります。

オイルやスプレータイプでは、1滴または1スプレーあたりのCBDの量がわかる場合とわからない場合があります。1滴あたり 0.05mL の容量として、そのボトルの容量が 10mL である場合、ボトルには200滴分含まれていることになります。ボトルに 500mg のCBDが含まれている場合、ボトルのサイズを滴数で割ると、1滴あたり 2.5mg のCBD成分を得ることができます(500mg を200滴で割った値)。25mg のCBDを摂取したい場合は 10滴 を摂取するという計算です。

投与量を増やす場合

CBDはなるべく少ない量から始めることをおすすめします。CBDの投与量は下限から始めて、ネガティブな反応がないことを確認しながらゆっくり様子を見てみてください。CBDは一般的に安全であることは確認されていますが、人によっては食欲増進・減退疲労下痢など生じる場合もあるといわれています。

どれだけ摂取したか、どのように感じたかを記録しておくこともお勧めです。数日経っても効果があまり感じられない場合は、ゆっくりと投与量を増やす人もいると聞きます。睡眠を改善するためにCBDを服用している場合は、次のことを記録してみましょう。

  • 眠りにつくまでの時間
  • 夜中に目を覚ます回数
  • 睡眠時間
  • 目覚めた時の感想

睡眠の記録を取る方法の1つに、睡眠アプリの存在は知っていますか?いくつか試した中でのお勧めは「Sleep Cycle」です。

睡眠に関する多くの基本情報を記録してくれるだけでなく、「睡眠ノート」という優れた機能を追加できます。毎晩、睡眠ノートをチェックし、 「30mg CBD」「40mg CBD」 など、その日に何をしたかマークすることで、自分がどれだけ眠っているのかを追跡できるシステムです。

例えば、「日中に大量の砂糖を食べる⇒睡眠の質が15%低下」や「CBDを120 mg摂取⇒睡眠の質が20%向上」、「CBDを50mg摂取⇒睡眠の質が10%向上」というような具合に教えてくれます。

また、人々が睡眠効果を体験するには個人差があります。痛みの緩和、ストレスの緩和、より早く・深く眠れるなど、CBDの多くの利点が報告されていますが、CBDの一般的な効果の1つは安心感(安堵感)です。1時間以内に効果が表れる人もいれば、数日または数週間かかる人もいます。1週間経っても効果が表れない場合は、用量を増やすのも良いかもしれません。

サプリメントに敏感な方であれば、効果が表れるまで数日毎に用量を増やすのもよいかもしれません。違いを感じる保証はありませんが、時間をかける必要はあると思います。

あとはCBDを摂取する回数を意識しても良いかもしれません。1回の投与量を1日2回摂取することで、どのような変化や効果が表れるか確認できます。CBD成分は体内に4〜6時間留まるといわれているので、1日に2回以上服用すると効果があるともいわれています。

CBDの正しい摂取方法は?

カプセル、オイル、スプレー、ドリンク、クリーム、ローション、キャンディー、吸引など、CBDの摂取方法は製品によってさまざまです。

摂取するCBDの用量を正確に知りたい場合は、カプセルタイプかお菓子タイプがベストかもしれません。カプセルタイプのもう一つの利点は無味無臭だということです。オイルタイプは、フルスペクトラムの製品では多少の苦みを感じるものが多いといわれています。

最も効果が早く表れるのはオイルタイプやスプレータイプといわれています。オイルタイプはオイルを舌の下に垂らし、口の粘膜に60〜90秒間吸収させる「舌下摂取」という摂取方法です。一般的には20分程度で効果を実感できるといわれています。

逆にカプセルタイプは効果が表れるのは遅いといわれています。口から飲み込む「経口摂取」は、消化器系を通過し、肝臓で代謝されるため1〜2時間かかるといわれています。また、体内への摂取効率もカプセルタイプよりもオイルタイプかリキッドタイプが高いといわれてます。

クリームやローションタイプは局部的に塗布する「皮膚摂取」という摂取方法です。患部の慢性的な痛みに効果があるといわれています。

CBDの摂取方法を選択するとき、効果が出る速度を重要視する必要はありません。飲みやすさを優先する人もいれば、手軽さや持ち運びの便利さを求める人もいます。しかし、最高の睡眠効果を得るために重要なのは、CBD製品の形状によって効果が出る時間の特徴があることを把握し、その時間を意識して摂取することです。睡眠効果を得るためにオイルタイプを使用する人が多く、寝る数時間前、または寝る20分前に摂取するのが一般的だといわれています。

CBDと相乗効果が期待できる植物

寝室に植物を置き、CBDと併用することでより良い睡眠の相乗効果が期待できるかもしれません。

部屋に植物があると、気分や健康に良い影響を与える可能性があります。カンザス州立大学は、部屋に植物や花を置いた手術患者よりも、置かなかった手術患者は低血圧、痛み、および精神不安を持っていたと結論付けました。

空気の浄化

一部の植物は、滝の近くにあるようなマイナスイオンを生成します。カビの胞子、バクテリア、ウイルス、その他のアレルゲンに付着し、人体の免疫効果を高めると言われるマイナスイオンを生成する空気清浄機の役目があります。そして一部の植物は、ベンゼン、トリクロロエチレン、ホルムアルデヒドなどの空気から毒素を吸収することがわかっています。

寝室で植物と一緒に寝ることは体に良くないという説もあります。これは「植物は呼吸する」という表現から誤解がうまれているかもしれません。多くの植物は、日中は酸素を放出し、夜間は二酸化炭素を放出します。しかし植物が夜間に排出する二酸化炭素の量は、同じベッドで寝ている人間やペットが生成する量よりもはるかに少ないため、心配する必要はありません。

毒素の除去

植物が空気から毒素を除去する効果や、部屋に供給する酸素の量についてはさまざまな議論があります。批評家は、植物が部屋に放出する酸素の量はごくわずかであり、吸収する毒素の量は議論の余地があると主張しています。

1984年、NASAは宇宙船内の汚染物質を改善する研究結果で「植物には密閉された実験空間のホルムアルデヒドを除去する効果がある」と発表しました。この発表以降、植物が空気から毒素を除去する効果がある、という記事は数多く存在します。

しかし、実験を行った環境が外気から遮断された狭い密閉空間に植物を配置したこと、そしてNASAが土壌で活性炭フィルターを使用したという理由から この研究には問題点があるという研究者もいます。 通常の家の環境と、密閉空間では研究対象にならないという点が議論の対象です。

寝室に植物を保つためのヒント

  • より多くの酸素を取りたい場合、植物をベッドの近くに置く。
  • カビのアレルギーを持っている場合、症状が悪化することに注意が必要。ジョージア州のアレルギー専門医であるアランレディング博士によると、観葉植物は土壌にカビを生む可能性があり、それは必ずしも悪いことではありませんが、鼻水や鼻づまり、または涙目といった症状が出た場合は注意が必要です。
  • 幼い子供や動物がいる場合、毒性のある植物を家に保管しない。
  • 植物が育つために必要な条件に注意する。例えば、寝室に日光を当てる場所がない場合、直射日光を必要とする植物を購入しないなど。

睡眠を補助すると言われる植物

例えば、ジャスミン、クチナシ、ラベンダーなど香りの良い植物は神経を落ち着かせ、人々の睡眠を助けると言われています。睡眠を補助すると言われる植物をあげてみました。

香りで睡眠を補助する植物

ジャスミン

エッセンシャルオイルやお茶によく含まれるジャスミン。

アメリカのウェストバージニア州にあるホイーリング大学を始め、ジャスミンにはラベンダーよりも質の高い睡眠に効果があるという多くの研究結果が報告されています。被験者が眠りにつくまでにかかった時間と、彼らの行動について測定しました。その結果、ジャスミンの香りをかいだ人は不安レベルが低くなり、寝起きの認知テストをより速く行い、午後にはより高いレベルで学習し、勉強に集中できるようになったという報告もあるそうです。

クチナシ

ドイツの研究者は数百の香料をテストし、人とマウスのGABA受容体への影響を調べました。研究者は、クチナシの花の化学物質が脳内の興奮を調節するのを助ける神経伝達物質GABAを活性化し、いくつかの鎮静剤と同等の作用があるという報告をしたそうです。

ラベンダー

アメリカの生活情報誌「The Old Farmer’s Almanac」によると、ビクトリア朝時代の女性は枕をラベンダーで満たし、神経を落ち着かせていたと記載されています。

ただ、アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)によると、ラベンダーは猫、犬、馬に有毒である可能性があると発表されているので注意が必要かもしれません。

空気清浄で眠りを補助する植物

ゴールデンポトス

前述した、NASAの宇宙船内で汚染物質を改善する研究で使用されたのがゴールデンポトスです。実際に宇宙船内の空気洗浄に効果があったという発表をしていますが、特別な密閉空間では研究結果として実証されないという研究者の声もあります。

注意点は食べると有毒であるということです。子どもや動物がいるご家庭にはおすすめできません。

スネイクプラント(サンセベリア)

スネイクプラントは、ホルムアルデヒド、ベンゼン、キシレン、トルエン、トリクロロエチレンを空気から取り除き、夜間に二酸化炭素を酸素に変換します。

なお、この植物も人体と動物に有毒なので、子どもや動物がいるご家庭にはおすすめできません。

スパイダープラント(オリヅルラン)

オリヅルランは、家具や建築資材、壁紙を貼る為の接着剤などに含まれている化学物質(発癌物質)のホルムアルデヒドを空気から取り除きます。

アロエ

クレオパトラは彼の兵士たちを癒すためにアレクサンダー大王と同様にアロエを使用したと言われています。

アロエは日焼けの後や、切り傷、虫刺され、軽度のやけどなどにも使用され、乾燥肌、便秘、血糖値を下げるなど多くの用途で有名です。また、空気清浄効果もあることで安眠効果にも期待できる植物だと言われています。

人間にとって多くのメリットがあるアロエですが、動物にとっては有毒である可能性があります。ペットの急性中毒に対応する「ペット・ポイズン・ヘルプライン」センター によると、猫や犬には軽度から中程度の毒性があるため注意が必要です。皮膚につけて動物と接触する場合も同様に注意が必要と発表しています。

ピースリリー

ピースリリーはNASAの毒素除去剤リストの植物です。

日本の研究では、トルエンとキシレンを空気から取り除くのに効果的であることがわかりました。また、カビの胞子を空気から葉に吸収します。

注意点は、こちらの植物も食べると有毒なので、子どもや動物がいるご家庭にはおすすめできません。

エレカンパン

エレカンパンは気管支炎、COPD、喘息などの咳や肺疾患を治療することで知られています。

また、さまざまな感染症の原因となる細菌に対して有効であるだけでなく、胃の機能を改善し、吐き気や下痢の治療や、腸内に生息する鉤虫、回虫、糸状虫、鞭虫の駆除対策にも使用されています。

イングリッシュアイビー(セイヨウキヅタ)

イングリッシュアイビーは空気中のカビを除去する植物です。

注意点は、こちらの植物も食べると有毒なので、子どもや動物がいるご家庭にはおすすめできません。

睡眠を補助すると言われる植物を比較

植物香り空気清浄直射日光が必要人間への有毒性動物への有毒性
ジャスミン×春夏××
ラベンダー××
ゴールデンポトス××
スネイクプラント××
スパイダープラント××××
アロエ××
ピースリリー××
エレカンパン×××
イングリッシュアイビー××

睡眠を補助すると言われるアロマテラピー

植物同様、CBDとアロマテラピーを併用することで、より良い睡眠の相乗効果が期待できるかもしれません。植物のように育てる知識や手間もなく、簡単に試せることもアロマテラピーの魅力の1つです。

アロマテラピーとは、植物の香り成分を抽出した「精油(アロマオイル、エッセンシャルオイル)」を使用し、香りで健康や美容に役立てていく自然療法です。

寝る前にオイルを首やこめかみに塗って香りを楽しみます。他にはオイルと水、ウィッチヘーゼル、アルコールなどを混ぜて、枕やシーツにスプレーすることもできます。

時代を遡れば、古代ビクトリア朝時代では香りのよいドライフラワーを枕に入れていたと聞きます。このお話から睡眠時の香りに気を使っていたことがわかりますし、現代でも充分に通じる方法なのではないでしょうか。

ドイツのデュッセルドルフにあるハインリッヒハイネ大学のハット教授は次のように説明しています。「攻撃性を和らげる治療と、睡眠導入療法はすべて想像できます。この結果、アロマテラピーは科学的根拠の証拠として見ることができます。」

寝室に植物やアロマテラピーを置くと、快適な睡眠を補助してくれる可能性がありますが、それでも睡眠障害の傾向がある場合は、睡眠障害の専門医療機関、耳鼻科、心療内科、精神科などに行くのが一般的だといわれています。

まとめ

睡眠効果が期待できるCBD製品は、国内でも小売店、またはCBD企業からオンラインで直接購入することができます。しかし、CBD業界はまだ発展途上中ということもあり、購入する側の注意も必要です。製品に使用されているCBDが栽培されている土壌原材料抽出方法製品形態第三者の検査機関販売元など、安全なCBD製品を購入することを心掛けることが大切です。

質の高い睡眠を得るために、CBDを使用した研究は世界中で行われています。CBDはリラックス効果を期待できるので、不眠症や睡眠障害の原因の1つでもある「不安な気持ち」を緩和できる可能性が高いと報告する研究者が多いです。

そして、CBDと一緒に植物やアロマテラピーを併用することも睡眠の質を高めるきっかけになるかもしれません。

植物とアロマテラピーの共通項は、植物の香りでリラックス効果を期待できるということです。そしてCBDも同等の効果を期待できるので、全てを併用することで質の高い睡眠に近づけると予測できます。

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