CBDと更年期障害

更年期障害

更年期障害はすべての女性が経験する自然な過程です。

更年期障害とは、月経の出血が止まり、女性の生殖期間の終わりを告げる期間と言われています。専門家の間では、女性が少なくとも1年間生理がない状態が続いた場合に更年期障害が発生すると言われています。

閉経・更年期障害に関する医療システムは、残念ながら現代まで不充分な状況が続いていました。これは女性の根深い差別的な歴史が影響しているのかもしれません。前世代の女性は、自分の身体の変化を他人に訴える機会が少なかった、もしくは訴えることができなかった時代だったとも言われています。また、性別問わず「老化」は受け止めるべきものという”一般常識”があったのかもしれません。老化に抗うことはみっともない行為であり、自然に受け止めることが常識であり、性に関しては秘め事として他言無用の世の中だったと思います。そのような時代背景があれば、閉経や更年期障害に対して積極的に改善しようという発想すら生まれず、専門医療が進化しないのは当たり前かもしれません。

しかし、近年の医療システムは閉経・更年期障害を緩和する環境が整い始めています。これは性別や年齢を問わず、苦悩を隠さずに声を上げる方達が増えてきた証拠ではないでしょうか。さらに、閉経・更年期障害を緩和する漢方薬CBD製品など、気軽に試すことができる製品が市場に増えていることからもニーズの高さが伺えます。

多くの人が、自分の更年期障害に気がつかないと言います。身体の調子が悪く、診断された結果が更年期障害だった、というケースが多いと言います。更年期障害の初期段階を把握することで、早めの対応策を打つことが可能です。更年期障害を正しく理解し、積極的に対応すればするほど、将来の健康は良くなることは間違いありません。

更年期障害とは

更年期障害にはエストロゲンというホルモンが深く関係しています。エストロゲンは、一般的には8、9歳頃から卵巣で分泌され、女性らしいからだ作りを助けるホルモンです。 思春期においては、乳房の成長や子宮・膣の発育などを促し、身長や体重の増加に役立ちます。

女性は一生分の卵子を体内に蓄えて生まれ、出生時には300万~300万個もの卵子細胞を持っています。思春期から卵が成熟するたびに約1か月に1回、体にエストロゲンが充満します。これが月経です。しかし卵子の数は年々減少し、40代になると減少が加速します。そしてすべての卵がなくなると月経は止まり、エストロゲンも減少することで更年期障害を引き起こします。個人差はありますが、50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後5年間(一般的に45〜55歳頃の10年間)を更年期といいます。

一般的には更年期障害の兆候が現れ始めるのは、閉経の13年前からとも言われています。体が更年期に移行する時期はほとんどの女性が典型的な閉経期の症状に直面する時期であり、顕著に表れる場合もあれば、非常に軽い場合もあります。

CBDが更年期症状を緩和する効果

更年期障害の症状は、健康的な生活習慣、適切な栄養、定期的な運動によって大幅に緩和することができると一般的に言われています。

健康管理のため、健康食品(サプリメントなど)を試す女性も多いと聞きます。例えば、更年期障害の症状を緩和するための有名な健康食品はマカ植物です。ペルーではインカの時代から重要視されてきた栄養素であり最近は日本でも愛用している女性も増えてきたのではないでしょうか。マカは本来、ブロッコリーやカリフラワーのようなアブラナ科の野菜で、アンデス山脈の高地にあるミネラル豊富な土壌で育つことからもその栄養に注目が集まっています。

マカ以外にも、更年期障害の症状を緩和する植物エキスやハーブは豊富にあり、近年ではCBD製品も更年期症状への緩和に役立つ商品として注目されています。CBDについては、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)を活性化させる効果に注目が集まり、更年期障害の症状緩和効果についての研究も増えています。そこで、CBDが更年期障害の症状にどのような影響を与えるのか紹介します。

ホルモンバランスの調整

CBDは、体内にあるエンドカンナビノイド受容体と結合することで機能します。これらの受容体は人間の体内で重要な機能を持つエンド・カンナビノイド・システム(ECS)に必要不可欠な部分です。睡眠、記憶、食欲、痛み、炎症、気分、生殖などもECSが調節している体の機能です。ECSは、調和の取れたオーケストラが私たちの健康だとすれば、ECSは指揮者的な役割を持つシステムだと言えるでしょう。

2007年、ポーランドの大学の研究では、CBDが体内のホルモンバランスを調整する上で重要な役割を果たしていると発表しました。更年期とは、女性が体内のホルモンバランスを崩す時期であり、ECSの働きにも影響を与えます。CBDはECSを活性化する効果があると言われているので、更年期障害の最大の要因の1つでもある体内のホルモンバランスの乱れをコントロールする効果が期待できます。

関節痛などの痛み

以前よりも体が痛むという現象は更年期障害の初期段階かもしれません。エストロゲンが減少すると、体内に炎症性分子(腫瘍壊死因子、TNFαなど)が生成する可能性がとても高いです。これは、関節炎の症状が更年期障害の間に急増する可能性があることを意味します。実際に40歳から64歳までの女性の60%以上が、筋肉や関節の痛みに苦しんでいるという報告もあるそうです。

CBDは体内の炎症を抑える効果があると言われています。CBDは抗炎症作用が臨床実験でも報告されており、抗関節炎作用もあることから関節を保護し、炎症性分子の値を低下させる効果が期待できます。抗炎症作用は生活習慣病においても効果を発揮することで有名です。

骨粗しょう症

人間の体は、カルシウムやその他のミネラルを常に骨に出し入れしています。カルシウムを摂取すると骨が強くなると聞いたことがありませんか?カルシウム不足は骨が弱くなり、カルシウムを摂取すると骨が強くなると言われているのは、この出し入れに関係しているからです。

女性が閉経期に入ると、骨吸収(骨が増えた分よりも多くの骨が取り除かれる)が起こり、骨密度が低下し、骨折のリスクが高まります。新しい研究では、関節炎やその他の疾患による炎症が骨吸収の最大の原因とも言われています。つまり、炎症性分子が増えると骨粗しょう症になるリスクが高まることを意味します。

前述した通り、CBDは抗炎症作用の効果に期待できるので骨の健康にも役立つと言われています。また、歯周炎の実験ではCBDが炎症分子の値を低下させ、口腔内による骨の損失を防ぐとも言われています。

月経が不規則になる

女性はホルモンバランスが崩れると、月経期間が長い、短い、または血量も多い、少ないと安定しなくなります。月経の間隔も不定期になり、7日以上違う場合は「早発性更年期」の可能性があり、間隔が60日以上離れている場合は「晩期臨月期」である可能性があります。

CBDはエンド・カンナビノイド・システム(ECS)を刺激することで、体内のホルモン量に直接作用することが期待できます。減少しているホルモンバランスを向上させることで、不規則になった月経を正常に戻す効果が注目を集めています。

寝汗やほてり

ほてりは更年期障害の中でも一般的な症状になります。頻度や持続時間には個人差がありますが、閉経に近づくにつれてほてりの頻度が高くなり、徐々に症状が激しくなる傾向があります。更年期障害の原因でもあるホルモンバランスの乱れは寝汗の原因であり、軽度のものから重度なものまで不規則な睡眠パターンと関係する可能性もあります。

寝汗やほてりなどの血管運動の症状は、視床下部の神経化学反応の変化によって引き起こされ、これは体の冷却システムに異常があることを意味します。ある実験では、ほてりに悩む女性は体温が1.5度上昇した時に身体の冷却システムが作動し、通常の女性は体温が3度上昇した時に冷却システムが作動しました。このようにちょっとした体温の変化で血管運動の症状が出てしまうのが、更年期障害の傾向と言えます。

CBDがほてりに効果があるという研究結果はまだありません。しかし、ホルモンバランスを整える効果は前述しましたが、その他にもセロトニンに影響を与えることで、ほてりの緩和に役立つと言われています。また、寝汗やほてりの症状はセラピーや催眠術、神経系を落ち着かせる治療法もあることから、リラックス効果に期待できるCBDが注目を集めるのも納得です。

気分のむら・不安症・抑うつ

更年期への移行期には、多くの女性が気分のむらや不安、抑うつなどの症状に悩まされます。

エストロゲンとプロゲステロンが脳内のセロトニンやその他の神経伝達物質の活動に影響を与えることから、その人の感情や気分に直接影響を与えます。これらのホルモン値が不規則になることでイライラしたり、気持ちが不安定になったりと、神経化学的な変化が起こります。

CBDを使用するとセロトニン受容体を活性化し、抗不安薬のブスピロンに似た作用があると言われています。2019年には不安症関連の問題を緩和する成功率が78%以上、うつ病の兆候を緩和する成功率が66%という研究結果が報告されており、感情にポジティブな効果をもたらすことが期待されています。

もちろん専門医に相談することも解決策の1つですが、不安症や抗うつの場合は投薬治療になるケースが多いです。処方された医薬品で副作用に苦しむ方も多いですが、その点CBDに関しては副作用もなく、医薬品に頼らず緩和できる可能性が高いです。

不眠症

ほとんどの成人が、睡眠に関する何かしらの問題を経験したことがあるという報告があります。一般人口の半数が一度は不眠を経験したことがあると推定され、約10%の成人が慢性的な不眠症と闘っているという報告もあるほどです。そして更年期障害もホルモンの変化により、重度、または軽度の不眠症が起こる場合があります。

CBDはリラックス効果鎮静作用の効果があると言われています。さらには不安症を緩和する効果もある言われているので、睡眠を妨げるストレスを改善することに期待できます。CBDと睡眠の研究報告はとても多く、世界中で発信されている最も有名なCBDの効果かもしれません。上質な睡眠を得るためにCBDが直接影響を与えることを示す研究もまだまだ増え続けています。

更年期障害は、寝汗をかいたり、不安感が増したり、うつ状態になったりと、さまざまな方法で睡眠を妨げる可能性があります。最良の解決策をトラブルシューティングする前に、熟睡を妨げる最大の障害を特定する必要があります。日記を付けたり、アプリを使用して自分の睡眠状況を調べるのも良いですし、医師に相談することも解決策の1つです。

性欲の低下と膣の乾燥

更年期障害は性に関する変化をもたらし、一般的には女性の性欲を減退させると言われています。しかし、女性はパートナーとの関係や性生活にどれだけ満足しているかなども性欲に影響を与える要因であり、全ての方が性欲減退するというわけではありません。

膣の乾燥は、更年期の間に女性が経験する障害の1つです。性交中に不愉快な感覚を覚えたり、苦痛をもたらす可能性が高くなります。

乾燥は、膣内の血液循環を担当するエストロゲンの値が低下すると発生します。エストロゲンの値が低下すると、膣の血液循環が悪くなり、子宮頸管粘液の量が不十分になる可能性があります。粘液は静脈の壁から膣に分泌されるため、血流が不足すると、膣内の粘液の量に直接影響します。CBDは血行を良くする効果が期待できるので、膣の乾燥を抑え、さらにはリラックス効果から不快感を軽減するのにも役立つと言われています。

体重の増加と糖尿病

ホルモンは代謝を制御することを含め、体を形成するために欠かせない活性物質です。そして、更年期障害に深く関係する女性ホルモンのエストロゲンがなければ、睡眠中もカロリー消費できなくなり、ましてや運動中にも脂肪を燃やすことが難しくなります。食事制限をして閉経後も安定した体重を維持していたとしても、ホルモンの変化が続くと脂肪が畜政されることで糖尿病インスリン抵抗性心血管疾患の発症率が高くなってしまいます。

ある調査では、大麻製品を使用する成人はインスリンレベルが低く、胴囲が小さいと言われているそうです。CBDは血流を良くすることで新陳代謝が上がる効果が期待できます。

記憶喪失

記憶力の低下を年齢のせいにしがちですが、更年期障害を経た女性は、年齢に関係なく急激な記憶力の低下を経験する可能性があります。記憶、学習、感情を管理する脳領域の海馬は、シナプス可塑性の温床です。エストロゲンのようなホルモンは、海馬のニューロンが新しい結合を促進する役割があるので、エストロゲンが減ることは記憶力の低下の促進も意味します。

現在、シナプスの可塑性と神経保護、特に海馬の保護を促すためにCBDを積極的に研究しています。しかし、CBDが効果があるという決定的な証拠はなく、まだまだ研究が必要な状況です。

CBDと更年期の実体験

更年期障害に悩む女性がCBDを摂取することでどのような効果を得ることができたのか。実体験として発表されている記事を引用して紹介します。

ほてりと不安症の解消

アンドレア・マクリーン氏(49)は「セレブリティSAS」というテレビ番組に出演し、ガッツとユーモアのあるキャラクターでファンを獲得していたイギリスの人気司会者です。しかし、明るいキャラクターで人気者の彼女が、更年期障害による不安を抱えていたなど、誰が想像できたしょうか。

アンドレア氏は更年期障害の可能性があることを専門医に相談し、プロプラノロールの錠剤を処方してくれたと報告しています。もちろん効果はあったのですが、CBDオイルの存在を知り、試した時の効果を彼女はこう話しています。

顔のほてりが大幅に緩和され、不安感が軽減されました。この不安というのは、常に部屋の中に虎がいるような感覚です。この話をしても誰も理解してくれませんでしたが、本当に恐ろしかったのです。CBDオイルを服用する前に、医師からプロプラノロールの服用を勧められましたが、1週間で人生が変わりました。今は最低量を服用していますが、文字通り別人のような気分になりました。抗うつ薬ではありませんが、警戒心が強くなるような感覚はなくなりました。

引用サイト:Mirror Online『Andrea McLean used cannabis oil to cure menopause hot flushes

顔のほてりは前述したように更年期障害の最も一般的な症例です。アンドレア氏の年齢的に更年期障害が表れてもおかしくない時期かもしれません。

本人はCBDオイルの効果があったと語っていますが、彼女の人生で大きな転換期が訪れていたのも事実です。それは2017年11月にお見合いで出会った実業家のニック・フィーニーと結婚したことです。良き理解者だと彼女が言うように、人生のパートナーが出来たことは常にリラックスした状態で生活できることも不安症が緩和した大きな要因の1つかもしれません。

彼女が不安を感じているとき、夫のニックさんは彼女の腕を揉んで『大丈夫?』と言ってくれるそうです。幸せな結婚生活とCBDの共通効果であり”リラックス”は、彼女の更年期障害に大きな変化を与えたのだなと思いました。

不安症と関節痛の解消

メグ・マシューズ氏は更年期障害の中でも不安症と戦っていた女性です。専門医から処方されたHRTを服用していましたが、その効果は薄く、何かしらの不安を抱えつつ日々を過ごしていました。

メグ氏には友人のアンジーがいます。アンジーは典型的な健康マニアであり、食事からスキンクリームに至るまで全てがオーガニックと徹底しています。そんな彼女が寝る前にCBDオイルを愛用していることを知ったそうです。

CBDオイルの存在を知らない人からすれば、それはハイになることを目的としたTHC含有の大麻オイルと勘違いしてしまいますが、メグ氏も例外ではありません。しかし、よく話を聞くと不安症や関節痛に効果があるとアンジーは言うので、更年期障害に悩んでいたメグ氏は早速専門医に相談し、オンラインで購入したCBDグミとCBDオイルを試すことにしました。試飲後のメグ氏はこう報告しています。

私はCBDオイルを飲んでからは気持ちが落ち着き、不安感が少なくなっていることに気付きました。私にとっての不安とは、根本的な原因のない不安です。3ヶ月経った今、正直に言うと、私の不安のレベルはほとんど何もない状態にまで下がっています。私自身も長い間感じたことのない落ち着きを感じていますし、何よりも多くの人が私の違いに気付いています。オイルを飲んでいる間は、こんなに簡単なものがこんなにも私を助けてくれるなんて信じられないと思っていたので、本当に嬉しかったです。更に言えば、最近大きな変化があることに気がつきました。それは関節の痛みが全くなくなったことです。朝起きると、久しぶりにスッキリしていますし、正直言って私の人生に大きな変化をもたらしたと断言できます。

引用サイト:CBD Oil and Me『Meg’s Menopause

メグ氏は、友人のアンジーから聞いたCBDの情報をすぐに試すほど、更年期障害に苦しんでいたのだと思います。成功のポイントは、更年期障害を緩和させるための情報に敏感だったということです。更年期障害を経ることは耐えることであり、当たり前のことだと捉えず、少しでも緩和させたいという気持ちが成功に繋がったのだと思いました。

前述しましたが、更年期障害は諦めるものではなく、積極的に対応すればするほど将来の健康は良くなるということです。その選択肢の1つとして、CBDを使用する時代が来たのだと思います。

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