CBDとてんかん

てんかん

てんかんは、脳内の神経細胞の過剰な電気的興奮に伴って、意識障害やけいれんなどを発作的に起こす慢性的な脳の病気です。てんかん患者の約30%の人は従来の治療法で発作を制御できないと言われ、難病に指定される症状もあります。

そこでてんかんを治療する成分として注目されたのがCBD成分を含んだ大麻植物であり、この関係性については長年にわたり研究されてきました。実際に行われている実験結果や事例報告から、CBDはてんかん発作の抑制に役立つ可能性があることを多くの研究者が示唆しています。しかし、アメリカ連邦政府がカンナビジオールの使用を規制していたため、CBDの研究は時間がかかりましたが、ここ数年でCBDの見方が変わってきています。

この流れが変わった大きな要因は2つです。

1つは、2018年6月25日、米国食品医薬品局(FDA)は2つのてんかん症候群、レノックス・ガストー症候群およびドラベ症候群を持つ2歳児以上の患者に対して、発作を治療するためのCBDオイル「Epidiolex®/エピディオレックス」の使用を承認したことです。これは、CBDがてんかん治療薬として承認された世界初の事例であり、世界中から注目を集めました。

そして2つ目は、2018年12月20日にアメリカのトランプ大統領が2018年の農場法案で「CBDを含むヘンプおよびヘンプ由来の製品を規制物質法から除外する。」という内容に署名したことです。これは、アメリカ連邦法においてヘンプが規制対象物質から外され、違法薬物でなくなるという内容です。

この発表から、アメリカ連邦法では大麻植物はTHC含有量が0.3%以下のヘンプと、それ以上のTHCを含むマリファナに大別されました。これによってこれまで繊維や資材用として栽培されていた産業用ヘンプから食品や医療用のCBDの抽出が可能となり、今後CBD製品の市場が拡大していくと期待されています。もちろん日本国内ではTHCの数値に関係なく、THCが少量でも含有された製品を使用することは禁止となっています。

大麻植物とは?

さまざまな分野で注目を集めている大麻植物ですが、大麻と聞いて「精神作用のあるドラッグなのではないか?」、「てんかん治療薬として認められたCBDオイル(Epidiolex®/エピディオレックス)もドラッグなのでは?」と思う方も多いと思います。

大麻植物は大きく別けて2種類の主成分が含有されており、その2種類はテトラヒドロカンナビノール(THC)カンナビジオール(CBD)です。ここさえしっかり押さえておけばCBDの安全性を正しく理解できると思います。大麻植物にはさまざまな名称があるので、CBDをドラッグだと勘違いしている方のためにも紹介させてください。

マリファナとは?

大麻と聞いて真っ先に思い浮かぶのがマリファナだと思います。世界で最もポピュラーなドラッグであり、医療、娯楽の両目的で合法化を支持する人も多い大麻植物です。

今世界ではTHCを含んだ大麻植物(マリファナ)の合法化が進んでいます。実際に合法化された国は増えていますが、全ての国で合法化されてるわけではありません。例えば、「医療用大麻の使用が部分的に合法化されている」、「少量の嗜好品としての大麻が許可されている」、「大麻の所持を非犯罪化としている」など国によって様々です。日本でのマリファナの使用はもちろん禁止です。

前述した大麻植物の2種類の主成分のうち、マリファナの主成分はテトラヒドロカンナビノール(THC)です。THCの特徴は向精神作用を引き起こすということ。つまり、ドラッグの一般的なイメージでもある「ハイになる」という作用はこのTHCを含んだマリファナからくるイメージです。

そして、マリファナに含有しているTHCは、大麻植物の麻の花冠から抽出されるのも特徴です。後述しますが、CBDは大麻植物の別箇所から抽出される成分なので、THCの様な向精神作用はありません。

ヘンプとは?

ヘンプは、大麻植物の種子から抽出される繊維です。衣料用繊維、室内装飾品、その他の家庭用品の製造など大昔から私たちにも馴染みのある生活用品に使用される歴史ある素材になります。

ヘンプは低濃度のTHCと高濃度のCBDを含んでいます。例えばヨーロッパ欧州連合(EU)ではTHC含有量が0.2%以下でなければヘンプとは認められません。EUの基準は世界的に見ても厳しいですが、その他の国での一般的な基準は0.3%前後と言われています。THCは日本で許可されていない成分なので、日本国内では0.3%どころか不検出のもののみとなります。日本国内で販売するCBD製品には、THCが含有されていないことが絶対条件です。

そして、大麻植物から抽出されたCBDは最近までマリファナとして分類され、”スケジュールⅠ”の物質と見なされていました。米国麻薬取締局(DEA)によれば、現在スケジュールⅠの物質は医学的に認められておらず、乱用の可能性が高い物質と判断されています。前述した2018年12月に制定された農場法案では、ヘンプおよびヘンプ由来のCBDを農産物として再分類し、スケジュールⅠの薬物リストから除外しています。

THCが引き起こすイメージを、そのままCBDに当てはめてしまう人も多いと思いますが、同じ大麻植物から抽出される成分でも全く別の効果を期待するものだと言えるでしょう。

CBDとてんかん治療の研究

通販や店舗などで気軽に購入できるCBD製品はてんかん治療に効果があるのか?と聞かれれば「まだ実例が少なく、医療用としては正式に認められていません。」と答えます。特に日本国内ではCBD製品を気軽に入手できますが、CBDを使用した臨床治験がやっと開始され始めた状況です。従って、治療を目的としたCBD製品の使用は事前に医師との相談をおすすめします。

では、アメリカがてんかんの薬物療法として使用を承認したCBDオイル「Epidiolex®/エピディオレックス」とはどういう製品なのでしょうか。

Epidiolex®/エピディオレックス

2018年6月25日、米国食品医薬品局(FDA)は難病指定された2つのてんかん症候群「レノックス・ガストー症候群」と「ドラベ症候群」を持つ2歳児以上の患者に対し、CBDオイル「Epidiolex®/エピディオレックス」をてんかん治療薬として使用することを承認しました。

エピディオレックスは、イギリスのバイオ医薬品企業、GWファーマシューティカルズ(GW Pharmaceuticals)社が開発したCBDオイルです。長年にわたりさまざまな臨床実験を重ね、FDAの承認を得た世界初のてんかん治療薬になります。THCはほとんど含まれておらず、100mg/1ml(10%)のCBDが含まれています。2歳以上の患者に対し、体重1kgあたり2.5mgを1日2回から始め、医師の指導に基づき、最大では1kgあたり10mgを1日2回までの増量が投与の目安となっています。

ゴールドスタンダードに指定されたエピディオレックス

医療の世界では「標準治療」という言葉があります。標準治療とは、「科学的根拠に基づいた観点で”効果があること”、”安全であること”が検討された現在利用できる最良の治療で、ある状態の一般的な患者に行うことが推奨されている治療」と指定され、英語では「ゴールドスタンダード」と呼ばれています。複数の質の高い大規模臨床試験によって、現時点で最も効果が高いと評価された治療法を指す言葉です。

エピディオレックスは、このゴールドスタンダードに指定されたさまざまな臨床実験結果が発表されています。

ゴールドスタンダードに指定された臨床実験例

NEJM 2018年5月

2018年5月にNEJM(ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン)で発表された研究結果です。

  • 無作為化二重盲検プラセボ対照試験(ゴールドスタンダード)が30箇所の臨床センターで実施。
  • 28日間に毎週2回以上、脱力発作を起こしたレノックス・ガストー症候群(年齢範囲2〜55歳)の人々を対象に、体重1kgあたりCBD20㎎、または体重1kgあたりCBD10mg、または対応するプラセボのいずれかの用量でCBD経口液剤を投与。
  • 対象者合計225人が3つのグループに登録。
    • 76人がCBD20mgを投与
    • 73人がCBD10mgを投与
    • 76人がプラセボ(CBDなし)を投与
  • CBDは1日に2回、14週間投与。
  • 研究者らは、期間中に脱力発作の発生率の変化を測定。
  • 28日間、3つのグループすべてを合わせた脱力発作の発生平均数は85件。
  • 治療期間中、脱力発作は次のように減少。
    • CBD20mgのグループは41.9%
    • CBD10mgのグループは37.2%
    • プラセボのグループは17.2%
  • CBDを服用している人々の最も一般的な副作用は、眠気、食欲減退、および下痢。これらは、より高用量のCBDを服用している人々の発生率が高いことが判明。
  • CBD20mgグループの6人と、CBD10mgグループの1人だけが副作用のため研究を中止。
  • CBDを服用したうちの14人は、肝機能検査が増加した。これらの子供たちの多くはバルプロ酸を使用。

この研究は、従来の発作薬にCBDを追加することで、レノックス・ガストー症候群の子どもと成人の脱力発作の頻度が大幅に減少することを示しました。

NEJM 2017年5月

2017年5月にNEJMが発表した、ドラベ症候群の薬剤耐性発作のある人におけるエピディオレックスの有効性を調査した研究結果です。

  • 無作為化二重盲検プラセボ対照試験(ゴールドスタンダード)には、ドラベ症候群と薬剤耐性発作の120人の子供と若年成人が対象。それらは、CBD経口溶液(1日あたり体重1KgあたりCBD20mg)、またはプラセボのいずれかを投与するようランダムに割り当てる。
  • CBDは、標準的な発作薬に加えて投与。
  • この研究ではCBD治療期間中のけいれん発作数の変化を測定。
  • けいれん発作の頻度が少なくとも50%減少した人の割合
    • CBD投与で43%
    • プラセボで27%
  • すべてのタイプの発作の頻度はCBDで有意に減少しましたが、非けいれん性発作の有意な減少は無かった。
  • 発作のない人の割合は、CBDで5%、プラセボで0%。
  • プラセボ群よりもCBD群でより頻繁に発生した有害事象には、下痢、嘔吐、疲労、発熱、傾眠(眠気)、および肝機能検査の異常結果が含まれる。CBD群では試験からの離脱が多かった。

この研究ではドラベ症候群の人々が、CBDがプラセボよりもけいれん性発作の減少をもたらしたことを示しました。また一方で、CBDは有害事象(副作用)の発生率の高さも示しています。

CBDの副作用とは?

CBDには副作用が全く無いわけではありません。上記の研究結果でもあるように、眠気食欲減退、および下痢などの副作用は、高用量のCBDを服用した場合、発生率が高いことが判明しています。

しかし、身体に害がある副作用ではない、というのがポイントです。例えば、風邪薬を服用した際に眠気に襲われるケースがあります。CBDもこのケースと同様で、市販されている医薬品の副作用と同等のものだと捉えて良いかもしれません。

最も注意が必要なのは、既存の医薬品と併用してしまうと相互作用が発生する可能性がある、という点です。

薬物相互作用について

薬物相互作用とは、複数の薬物を併用した時に有害な作用が起こることを指します。複数、数種類の薬物を摂取する際にはこの相互作用の有無を調べる必要があります。これはCBDも例外ではありません。CBDの研究ではすでに相互作用がある医薬品が複数発表されています。

CBDは、体内のエンド・カンナビノイド・システム(ECS)にある受容体と相互作用し、シトクロムP450の活性を抑制する働きがあります。シトクロムP450は、体内に入ってきた薬や毒素を分解するのに関わっている肝臓酵素です。CBDがシトクロムP450を抑制することで、薬の効果を増加もしくは減少する効果が出てしまいます。

CBDがどのような医薬品と相互作用をまとめてみました。下記にあげた医薬品を使用していない方でも、何かしらの薬を常飲している方は医師に相談することをおすすめします。

抗凝固剤

抗凝固剤は血液を固まらせないようにする薬物です。血栓塞栓症の治療と予防や、カテーテルの閉塞防止などに用いられます。

CBDによるシトクロムP450の抑制により、これらの薬の代謝が遅れてしまい薬の血中濃度が高まります。これは長時間薬の効果が持続し続けることになり、出血した場合に出血がとまらなくなる危険性があります。

例:ワルファリン、アセノクマロールなど。

鎮静剤

鎮静薬は中枢神経系に作用し興奮を鎮静する薬物です。睡眠薬や手術の麻酔前に用いられます。

CBDは、中枢神経系の神経伝達物質受容体と相互作用することで使用者に鎮静効果をもたらします。これは鎮静剤とCBDを併用すると、相乗効果的に眠気が過剰に引き起こされてしまう危険性があります。

例:ミダゾラム,プロポフォール,デクスメデトミジンなど。

抗てんかん薬

抗てんかん薬は、てんかんおよび痙攣などに用いる薬品です。治療域と有毒域が近いため、治療薬物モニタリングが必要な薬が含まれます。

CBDはてんかん発作を抑える効果で有名ですが、抗てんかん薬と併用することで血中濃度が高まり、副作用をもたらす可能性があります。使用量など医師との相談が必要です。

例:フェニトイン、アレビアチン、ヒダントールなど。

抗がん剤

抗がん剤はがん治療に用いる薬品です。がん細胞を死滅させたり、がん細胞の増殖を抑える目的で用いられます。

CBDと抗がん剤を併用することで代謝プロセスが抑制されてしまい、通常よりも高濃度の抗がん剤が血中に流れてしまう危険性があります。使用量など医師との相談が必要です。

例:カルボプラチン、シスプラチン、テガフールなど。

グレープフルーツ

意外かもしれませんが、グレープフルーツはシトクロムP450を阻害する効果があり、さまざまな薬物との併用が禁止されています。

実際に「グレープフルーツは併用禁止」とラベルに記載されている医薬品は数多くあります。危険性があまり知られていない分注意が必要です。

CBD製品を旅行で持ち出す際の注意点

2019年5月、米国運輸保安局(TSA)は、CBD製品の旅行に関するガイドラインを更新しました。飛行機で旅に出る際は、大麻植物由来のCBD(0.3%THC未満(注:日本ではTHCは許可されていません))を含む、またはFDAによって承認されている受託手荷物製品/医薬品(エピディオレックスなど)を持ち込み、またはパックできるようになりました。

液体の機内持ち込み量は3.4オンス/ 100ml未満ですが、TSAの規定によると医学的に必要な液体量であれば規定量より多く持ち運ぶことも可能です。ただし、検査のためにチェックポイントでセキュリティ担当者にそれらを申告する必要があります。受託手荷物では、液体医薬品は梱包要件、数量制限、または通知要件なしで許可されます。

日本ではそもそもTHCが認められていないので、米国で購入したCBD製品は日本に持ち帰らないことが賢明です。持ち帰る際はその製品にTHCが含まれていないことを慎重に確認する必要があります。

日本とアメリカ以外の国に旅行する場合、CBD製品を所持していることが行先の国の法に触れるか事前に確認する必要があります。

CBDとてんかん治療 ~英国編~

前述したCBDとてんかん治療の内容はアメリカのお話ですが、イギリスではどのような状況なのでしょうか?

2018年11月1日、イギリス政府は大麻ベースの医薬品(CBMP)をスケジュールⅠからスケジュールⅡに移行しました。これは、医師が治療に必要と認めた場合のみ医療用大麻を処方できるという決定です。

イギリスのてんかん患者は新たな治療法が承認されたと喜びましたが、2019年12月の段階では122枚の医療用大麻処方箋しか発行されていません。つまり、医療大麻の処方箋を受け取った患者はほんの一握りであり、医師の判断と患者のニーズが一致しないケースが多いと言われています。

てんかん治療薬として承認を求める活動

CBDをてんかん治療薬として承認を求める患者(およそ140万人と推定されています)は、残念ながら闇市場から薬を購入するか、自分の薬として大麻を育て続けているというのが現状です。とてもリスクがある入手方法ですが、CBDには治療効果があると報告する患者が多いということ、そしてそれだけ苦しんでいる患者が多い状況だと言えます。

カーリー・バートンの場合

カーリー・バートンは、イギリスで医療大麻の処方箋を受け取った最初の患者です。24歳で脳卒中を患い、線維筋痛症を発症した彼女は寝たきりの6年間を過ごしましたが、最終的に医療用大麻で回復したと報告しています。しかし、彼女は自分の大麻を違法に栽培することを余儀なくされました。

合法後、カーリーはすぐに医療大麻の処方箋を手に入れようとしましたが、月額1800ポンド(24万円)もの費用がかかることを知ります。薬に年間16,000ポンド(216万円)を支払うことは経済的に不可能だと気付いた彼女は他の治療法も見当たらず、結局は自分で大麻を栽培するしかなかったのです。

彼女もリスクを冒してまで大麻を育てたいわけではありません。そこで彼女は民間の処方箋を買う余裕のない患者が地方自治体に登録し、栽培している大麻を治療薬として申告するための「Carly’s Amnesty」を立ち上げます。

カーリーは「警察は大麻使用者を違法扱いします。患者を警察の逮捕から守るためには前例が早急に必要です。生活に支障をきたす副作用を持つ医薬品を摂取するよりも、大麻植物を栽培することを選択するのは患者の権利です。」と述べています。

アルフィー・ディングレイの場合

アルフィー・ディングレイは極めて稀なてんかんを持つ8歳の少年です。彼が治療のために処方されたステロイドはほとんど役に立たず、薬の効果で彼が命を落とさなかったとしても、副作用に苦しみ、精神的に辛い状態だったと報告しています。

イギリス国内では治療法の選択肢が無いため、アルフィーの両親はてんかんの治療に役立つかもしれない医療用大麻の存在を知りました。その可能性を信じた家族は医療用大麻の治療が合法のオランダへ行き、実際に医療用大麻を使用することでてんかん発作の治療に成功しました。

しかし、アルフィーの治療費が底を突いたとき、家族は医療用大麻を持ちかえれずイギリスへ戻らなければいけませんでした。そこで両親はメディアを使ってキャンペーンを立ち上げます。アルフィーの命を救う薬をイギリスで入手できない場合、アルフィーが生命の危険性があるとキャンペーンで強調し、この活動はイギリス国民の耳に届くことになります。

ビリー・コールドウェルの場合

ビリー・コールドウェルは自閉症と難治性てんかんを持つ14歳の北アイルランドの少年です。治療を受けていたカナダから帰国した際に、医療用大麻をカナダから持ち帰り大騒ぎになりました。

ビリーの医療用大麻は没収されましたが、彼の発作が始まるとイギリス政府はこの問題に対応せざるをえない状況になります。この騒動が発端となり、2018年11月1日にイギリス政府は医療用大麻を処方することを合法化します。しかし、前述したように医療用大麻を処方されたてんかん患者はまだ一部であり、全てのてんかん患者にとっては未だに厳しい状況が続いています。

まとめ

てんかんは意識障害やけいれんなどが発作的に起きてしまう脳の病気です。難病に指定されている症状もあり、抗てんかん剤を投与しても副作用に苦しむ患者が多いのも特徴の1つです。

そこでてんかん治療で注目されたのがCBD成分を含む大麻植物です。長年の研究結果や事後報告からついにアメリカでは「Epidiolex®/エピディオレックス」がてんかん治療薬として承認されました。

このニュースは世界中から注目を集め、日本も「日本てんかん協会」が厚生労働大臣に「カンナビジオール医薬品(CBD)承認」に関する要望書を提出したり、聖マリアンナ医大が大麻成分を含むてんかん薬の治験申請をするなど、少しずつですが承認に向けて進んでいるのが現状です。

この流れから、市販のCBDオイルにも注目が集まっていますが、使用する際は他の薬品との併用を注意しなくてはいけません。CBDは身体に害を及ぼす副作用こそありませんが薬物相互作用については注意が必要です。

  • 抗凝固剤
  • 鎮痛剤
  • 抗がん剤
  • 抗てんかん薬
  • グレープフルーツ

上記の医薬品など、市販薬でもCBDを使用する際は専門医への相談をおすすめします。

CBDをてんかん治療として使用することを認めたアメリカ。そして、認められたものの全てのてんかん患者には医療用大麻が行き届いていない状況のイギリス。各国とも進捗状況は違えど、有効性を認め安全に気を遣いながら前進していることがわかります。

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